現在のWindows(Windows10など)では、
ログオン時、ロック解除時、Ctrl+Alt+Delを入力せずに、
ログオン画面やロック画面を表示することが出来ます。
しかし、セキュリティの関係上、
ログオン画面やロック画面の表示には、必ずCtrl+Alt+Delを入力した方が良いのです。
今回は、
- ログオン画面やロック画面の表示に、Ctrl+Alt+Delが必要にする方法。
- Ctrl+Alt+Delが必要な理由。
について解説します。
ログオン、ロック解除にCtrl+Alt+Delを必須にする方法
現在のWindows10などでは、Ctrl+Alt+Delを入力せずにログオン画面やロック画面を表示するのが標準ですが、
次の手順を踏むことで、Windows10などでもCtrl+Alt+Delを復活させることができます。
1.Winキー+Rを押し、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを出す。
2.「netplwiz」と入力し、Enter。
3.「ユーザーアカウント」が開くので、「詳細設定」タブの「ユーザーが必ずCtrl+Alt+Delキーを押す」にチェック。
なぜCtrl+Alt+Delが必要なの?
なぜCtrl+Alt+Delが必要なのでしょうか?
ログオン時、ロック解除時にCtrl+Alt+Delが必要な理由、
それは、セキュリティを高めるためです。
詳しく解説します。
Ctrl+Alt+Delはフィッシング対策
PCでは、Ctrl+Alt+Delは「ソフトウェアリセット」という特別な意味を持っています。
アプリケーションやOSの動作に係わらず、PC自体をリセットするという動作をするわけです。
簡単に説明すると、
プログラムで制御することが出来ないキーコンビネーション、
それがCtrl+Alt+Delということです。
では、なぜ、ソフトウェアリセットを行うキーコンビネーションを、
ログオン時に入力するようにしたのでしょうか?
その答えは、「フィッシング対策」だからです。
Ctrl+Alt+Delというキーコンビネーションは、OS以外が制御することは出来ません。
この仕組を利用し、
ユーザIDやパスワードを盗むことを目的としたウィルスのようなソフトウェア、
つまり、Windowsログオン画面そっくりのUIを持つフィッシングプログラムが動いていても、
それをブロックすることが出来るようにしている。
というわけです。
故に、Ctrl+Alt+Delによって表示されたログオン画面は、
OSが表示した信頼できるログオン画面だと判断できるわけですね。
よって、セキュリティを高めるためにも、
ログオン時、ロック解除時には、Ctrl+Alt+Delを必要に設定することが、
とても有効なのです。
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