仕事がワンオペなんだけど、違法性はないの・・・？
ワンオペ仕事をずっと続けても大丈夫なんだろうか・・・？
こんな悩みを抱えてはいませんか？
昨今、何かと話題の「ワンオペ」。ワンオペ育児やワンオペ介護なども、よく耳にしますよね。
ワンオペって問題だって聞くけど、どんな問題やリスクがあるの？
そもそもワンオペって違法ではないの？
この記事では、
- ワンオペとは？
- ワンオペ仕事は違法なのか？
- ワンオペ仕事の4つのリスク・問題点
- ワンオペ仕事を回避する方法
について解説します。
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ワンオペとは？
まず、「ワンオペ」とは何なのか、解説していきます。
ワンオペの意味は？
「ワンオペ」とは、「ワン・オペレーション」の略で、職場に従業員が一人しかいない状態のことを指す和製英語です。
本来複数人で回す仕事を、たった一人でこなさなければならない過酷な状況も、少なくありません。
従業員一人で、全ての業務をこなさなければならないため、精神的、体力的な負担が大きく、某飲食チェーン店でのワンオペが社会問題になったのも、記憶に新しいかもしれません。
会社側から見ると、忙しくない時間帯は従業員一人でも対応できる状態だからワンオペでも良い、と考えるかもしれません。
しかし、従業員側からすると、全ての業務を一人でこなさなければならない状況は、忙しくて仕事量と賃金が割に合わないと感じることが多いのです。
社会問題となる他の「ワンオペ」
仕事でのワンオペ以外にも、近年社会問題になっている「ワンオペ」もあります。
育児においてもワンオペという言葉は使われていて、母親一人で子供達の世話をする状態は、「ワンオペ育児」などと呼ばれ、話題になっています。
また、同様に介護においても、両親の介護を一人でする状態は、「ワンオペ介護」などと呼ばれて、同じく話題になっているのです。
ワンオペになる原因は？
ワンオペ仕事になる原因は何でしょうか？
まずは、人手不足です。
人手不足になりやすい時間帯、主に深夜帯や早朝の時間帯には、ワンオペが起こりやすいと言えます。
また、人件費の削減もワンオペの原因になりやすいと言えます。
夜の22時から翌朝5時までの深夜帯は、日中の時給の1.25倍の賃金を支払うことが、労働基準法において、義務付けされています。
深夜営業している店舗にとって、深夜帯は、来客があったとしても日中に比べると客数が少なく、日中と同じスタッフ数で回していたのでは人件費が膨らむ、と考えてしまうのです。
それならと、できるだけ少ない人数で深夜帯を運営したい、と考える経営者がいてもおかしくはないでしょう。
また、募集してもなかなかスタッフが集まらず、深夜帯のスタッフが一人しか確保できないケースも考えられます。
このように、人手不足、人件費や人員確保の面から、ワンオペとなることが多いのです。
ワンオペ仕事は違法なのか？
気になるのは、ワンオペは法的に違法性はないのか？ということですよね。
ワンオペ仕事は違法なのかについて、解説していきます。
ワンオペという働き方自体は違法ではない
結論から言うと、従業員がワンオペで働くこと自体は、法的には何ら問題はないようです。
ただし、働く状況によっては、労働基準法に違反し、違法になる可能性があります。
休憩時間が取れない場合は違法性が高い
結論から言うと、休憩時間が取れない場合には、違法である可能性が高くなります。
労働基準法において、6時間以上労働する場合には45分以上、8時間以上労働する場合には1時間以上の、休憩時間を取らせることが義務になっています。
ワンオペであるからといっても、所定の休憩時間を取ることができなかった場合には、労働基準法に違反することになります。
この「休憩時間」は、厳格に定義されていて、ワンオペで働く従業員の状況によっては、雇用している会社側も責任を問われることになるのです。
ワンオペ仕事の4つのリスク・問題点
ワンオペ仕事を続けることには、どんなリスクや問題点があるのでしょうか？
ここでは、ワンオペ仕事のリスク・問題点について、解説していきます。
防犯対策が不十分
防犯対策が不十分であることは、ワンオペ仕事の大きなリスク・問題点と言えます。
ワンオペ仕事は、強盗や窃盗などの被害にあうリスクが高くなります。
なぜなら、強盗や窃盗をする人の立場から考えると、複数人のスタッフがいる店舗よりも、一人のスタッフしかいない店舗の方が狙いやすいからです。
スタッフが一人しかいないことは、防犯上、大きなリスクなのです。
仕事のモチベーションが低下しやすい
仕事のモチベーションが低下しやすいのも、ワンオペ仕事のリスク・問題点と言えます。
ワンオペ仕事は、業務をたった一人で行わなければならず、どうしても仕事量が多くなります。
本来複数人で行う仕事であっても、一人で行わなければならないため、仕事そのものをきつく感じたり、なかなか仕事が終わらないような感覚になったりもします。
そうなってくると、仕事のモチベーションを維持するのは、難しくなるでしょう。
モチベーションが低下すれば、仕事の効率も低下し、またモチベーションが低下する悪循環に陥ってしまいます。
また、会社側としても、従業員のモチベーションが低くなれば、最終的に退職や転職をしてしまうかもしれません。
このように、モチベーションの低下は、大きなリスクと言えます。
休憩時間を取りにくい
休憩時間を取りにくいのも、ワンオペ仕事のリスク・問題点と言えます。
ワンオペ仕事は、なんといっても、休憩時間を取りにくいでしょう。
そもそも一人しかいないのですから、休憩時間を取るには、店舗や職場を無人にせざるを得ません。
責任感がある人ほど、店舗や職場を「無人にできない」と考えるのではないでしょうか。
そう考え、休憩時間を取れない人は、少なくないでしょう。
会社側は、「休憩時間中も防犯カメラのモニタを見ていれば良い」と考えるかもしれませんが、そんなことをしている時間は休憩時間にはならないのです。
前述しましたが、所定の休憩時間を取ることができない場合には、労働基準法に違反することになります。その場合、処罰されるのは会社側です。
休憩時間が取れないことも、大きなリスクと言えるでしょう。
心身の健康を壊しやすい
心身の健康を壊しやすいのも、ワンオペ仕事のリスク・問題点と言えます。
ワンオペ仕事で働くことは、仕事量が多いのはもちろんのこと、たった一人で全ての業務をこなさなければならないプレッシャーも強く、労働者の心身の負担は相当なものになります。
また、深夜帯のワンオペの場合には、仕事自体の負担の大きさに加え、昼夜逆転の生活スタイルになることで、身体に影響が出る可能性もあるのです。
もしも、急な体調不良になった場合には、代わりのスタッフが見つからなくて営業できない状態になる可能性もあるため、会社側にも大きなリスクがあります。
さらに、勤務中に体調が悪くなって倒れてしまったとしたら、他に人がいなくて、誰も気づくことができず、最悪手遅れになるかもしれません。
そうなれば、当然会社側も責任が問われることになるでしょう。
このように、心身の健康を壊しやすいのも、大きなリスクなのです。
ワンオペ仕事を回避する方法
では、どうやったら、ワンオペ仕事を回避できるのでしょうか？
ここでは、ワンオペ仕事を回避する方法について、解説していきます。
事前に客として行って確認する
事前に客として行ってみて、自分の目で確認しましょう。
自分が働きたいと思っている店舗に、実際に客として行ってみて、ワンオペが行われているかどうか、自分の目で確かめてみます。
単にワンオペが行われているかどうかだけではなく、どのような状況で行われているのかもチェックしてみると良いでしょう。
例えば、ワンオペであっても、行う業務を最低限に絞っていて、従業員が忙しそうにしていないかもしれません。
面接で確認する
面接で直接確認するのも、おすすめの回避方法です。
面接時に、直接ストレートに「ワンオペになることはありますか？」と聞ける人は聞いてしまいましょう。
ただ、聞きづらい人もいるかと思います。そういう場合には、直接的ではなく、「仕事は主に何人で行いますか？」と聞けば良いでしょう。
「時間帯によっては、一人で仕事をすることもあります」といった答えが返ってきた場合には、ワンオペを行う職場であることが分かります。
ワンオペを回避したい場合には、その時点で辞退すれば良いでしょう。
ワンオペ仕事の4つのリスク！問題点や違法性・回避方法も解説 まとめ
- ワンオペとは？
- ワンオペ仕事は違法なのか？
- ワンオペ仕事の4つのリスク・問題点
- ワンオペ仕事を回避する方法
について解説しました。
ワンオペ仕事自体は違法ではないですが、休憩時間を取れない場合には違法になりえます。
しかし、ずっとワンオペで働き続けることは、心身の健康を壊すリスクが高いと言えます。
心身の健康を壊せば、最悪の場合うつ病などの病気になってしまうかもしれません。
ワンオペで仕事をするのがつらい場合には、無理をせず、早めに転職することをおすすめします。
転職する場合には、ワンオペで培った、気配りや目配り、業務遂行能力は、あなたの強みになるでしょう。
決して一人で頑張り続けず、ワンオペから抜け出すためにも、転職に向けて行動していきましょう。
本記事が、あなたのお役に立てれば、幸いです。
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会社に不満があるなら、転職しないと損
転職したいけど、まあいいかな・・・
と思って放置しているのは、勿体ないと言えます。
今ある環境に不満があるのなら、100％転職した方が良いでしょう。
でも転職って面倒くさいから、先延ばしにしたい・・・、という気持ちもよくわかります。
きっかけがないと、なかなか転職って踏み切れないですよね。
しかし、後から、「あのとき転職しておけば良かった！」と思うことが多いです。
もしあなたが、今の会社に不満を持っているにもかかわらず、転職を先延ばしにしているなら、これからどんどん損をします。
なぜなら、
- 歳を取ると、転職しづらくなる
- 歳を取ると、残る会社がブラックばかりになる
- 将来性がない会社にいると、生涯年収も大きく変わる
からです。
もしあなたが、仕事で「体力か精神」どちらか疲弊しているなら、将来はもっともっと悲惨になるでしょう。
当たり前のことですが、年齢を重ねると、今より体調も悪くなります。
会社に対し、不満を我慢しながら続けるということは、「風邪をひきながらも、会社に行き続ける状態」に近いものです。
会社に不満があるなら、転職は早いに越したことはありません。
しかも、年齢が違うだけで、転職の難易度は大きく変わります。
特に20代と30代というだけで、転職市場でも求められることが違うのです。
全く同じ企業でも、20代なら未経験でいけるものの、30代なら即戦力でないと無理になったりします。
ちょっと、想像してみてください。
今、転職を頑張るだけで、休日も増えて、グッスリと眠れるので疲れも取れますし、給料も増えて、お金の心配もなくなるかもしれません。
あなたは、今の会社に不満はありませんか？
転職したら、不満がなくなる可能性は大きいです。
転職は面倒くさいという気持ちもわかりますが、今行動しておかないと、一生後悔することになるかもしれません。
おすすめの転職エージェントと転職サイトをまとめたので、興味がある人は読んでみてください。
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